ゴルニ・ヴァクフ=ウスコプリェ (Gornji Vakuf)
ゴルニ・ヴァクフ=ウスコプリェ(Gornji Vakuf-Uskoplje,Gornji Vakuf-Uskoplje,Горњи Вакуф-Ускопље)はボスニア・ヘルツェゴビナの町及び基礎自治体で、同国を構成する構成体のうちボスニア・ヘルツェゴビナ連邦の中央ボスニア県に属する. 近隣の町にはブゴイノ、プロゾル=ラマ、クプレス、ノヴィ・トラヴニク、コニツがある.
この町は歴史的にゴルニ・ヴァクフと呼ばれてきた. 「ヴァクフ」とはイスラム教のワクフのトルコ語・ボスニア語形であり、この町がワクフとして築かれたものであることに由来している. 「ゴルニ」は「低いほう(の土地)」を意味し、「高いほうのワクフ」を意味するドニ・ヴァクフと対になっている.
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が勃発すると、ボシュニャク人が主体のボスニア・ヘルツェゴビナ政府から離反したクロアチア人によってヘルツェグ=ボスナ・クロアチア人共同体が設立された. クロアチア人共同体は、ゴルニ・ヴァクフを「ウスコプリェ」の名で、共同体を構成する自治体のひとつとして掲げた. 紛争終結後は、民族ごとに隔てられて町は分断され、ボシュニャク人は「ゴルニ・ヴァクフ」、クロアチア人は「ウスコプリェ」の名でこの町を呼ぶようになった. 2001年にボスニア・ヘルツェゴビナ上級代表の決定により、民族間の融和を促進するため、クロアチア人の主張する「ウスコプリェ」の名が取り入れられ、自治体の公式呼称は「ゴルニ・ヴァクフ=ウスコプリェ」となった.
この町は歴史的にゴルニ・ヴァクフと呼ばれてきた. 「ヴァクフ」とはイスラム教のワクフのトルコ語・ボスニア語形であり、この町がワクフとして築かれたものであることに由来している. 「ゴルニ」は「低いほう(の土地)」を意味し、「高いほうのワクフ」を意味するドニ・ヴァクフと対になっている.
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が勃発すると、ボシュニャク人が主体のボスニア・ヘルツェゴビナ政府から離反したクロアチア人によってヘルツェグ=ボスナ・クロアチア人共同体が設立された. クロアチア人共同体は、ゴルニ・ヴァクフを「ウスコプリェ」の名で、共同体を構成する自治体のひとつとして掲げた. 紛争終結後は、民族ごとに隔てられて町は分断され、ボシュニャク人は「ゴルニ・ヴァクフ」、クロアチア人は「ウスコプリェ」の名でこの町を呼ぶようになった. 2001年にボスニア・ヘルツェゴビナ上級代表の決定により、民族間の融和を促進するため、クロアチア人の主張する「ウスコプリェ」の名が取り入れられ、自治体の公式呼称は「ゴルニ・ヴァクフ=ウスコプリェ」となった.